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イノシシ対策

イノシシによる被害は年々深刻化しています。一度でもイノシシに侵入された田や畑には、 イノシシが次々と現れ、被害が拡大します。このページではイノシシ対策として「くくり罠」を中心にイノシシの特徴やくくり罠による捕獲についてご説明します。

くくり罠とは

イノシシの捕獲には数種類の捕獲方法がありますが、くくり罠はイノシシが通りそうな獣道にくくり罠用の仕掛けを設置し、イノシシが通ると仕掛けが作動し足をワイヤーでくくることによって捕獲する罠です。

しかし、イノシシの習性に熟知していることが必要で捕獲率は低いのでベテランの狩猟者しか実施していない方法でもあります。簡易的なくくり罠を狩猟する場合でも狩猟免許が必要となります。

くくり罠は、餌付けを行う箱罠と違い、餌付けをしなくても良い為、無理の里へイノシシをおびき寄せることなく捕獲できることができ仕掛けは小型で軽量の為、設置と撤去が簡単で安価であることが利点です。

くくり罠

イノシシの特徴

イノシシの子供
  • 非常に神経質で警戒心が強い
  • 優れた嗅覚を持つ
  • 雑食で、作物や生ゴミなども食べる
  • 生息地域は西日本が中心でほぼ全域に分布
  • 本来は昼行性だが人間が活動している時間帯を避ける為、夜行性になった。

くくり罠による捕獲

くくり罠によるイノシシの捕獲に重要なことは設置場所の選定です。イノシシがいる森林や山などを踏査して、足跡や掘り返し跡、木々へのこすり跡などの痕跡を探してくくり罠の設置場所を選びます。いわゆる獣道を見つけ出しイノシシの行動を予測し効率よく捕獲できる場所を見つけましょう。イノシシはとても嗅覚がよく、獣道に人が立ち入ると少しの匂いでもその獣道を使わなくなります。くくり罠を設置する際は長靴を履いてゴム手袋をするなど、なるべく人の匂いがしないよう注意が必要です。また設置した罠に気づかれないよう掘り起こした土は離れた場所に捨て、周辺の枯れ木や落ち葉などでカモフラージュしましょう。

設置には安全に作業ができるかも重要です。罠にかかったイノシシは人の気配を感じると暴れます。捕獲後のことも考えて作業がしやすいスペースを確保した場所に仕掛けるとよいでしょうか。

  • 人間の匂いを残さないようにする。
  • イノシシが通る獣道を探す。
  • 足跡や掘り起こした跡などイノシシの痕跡を探す。
  • 罠やワイヤーロープは見えないようカモフラージュする。
  • 安全に作業ができるスペースを探す。
  • くくり罠をくくる木は折れない頑丈な木を選ぶ。

罠でイノシシの捕獲をするには「わな猟免許」が必要

罠でイノシシを捕獲する場合、法律に基づいて「狩猟免許」を取得しなければなりません。狩猟免許には、猟法ごとに、第一種銃猟免許(散弾銃、ライフル銃)、第二種銃猟免許(空気銃)、わな猟免許、網猟免許の4種類に分かれています。

くくり罠の場合、「わな猟免許」の取得が必要になり、各都道府県が実施する狩猟免許試験に合格すると取得できます。しかし、わな猟免許を取得したからといってすぐにイノシシを捕獲できるわけではありません。わな猟免許を取得した者が狩猟を行おうとする場合は、あらかじめ狩猟を行いたい都道府県に「狩猟登録」を行い、所定の狩猟税を納めなければなりません。

  • 人間の匂いを残さないようにする。
  • イノシシが通る獣道を探す。
  • 足跡や掘り起こした跡などイノシシの痕跡を探す。
  • 罠やワイヤーロープは見えないようカモフラージュする。
  • 安全に作業ができるスペースを探す。
  • くくり罠をくくる木は折れない頑丈な木を選ぶ。

都道府県別狩猟免許の関する問い合わせ先