特急ラピート用に投入された50000系車両

50000系は、1994年関西国際空港開港に伴い誕生した空港線の特急「ラピート」用に投入された車両です。6両編成6本(36両)が新造されました。

特急「ラピート」

特急ラピートの仕様

設計最高速度 130km/h
営業最高速度 120km/h
車体寸法 全長21,750mm(先頭車)、20,500mm(中間車)、全幅2,850mm、全高4,57mm(レール面から)
車両定員 252人(6両編成の場合)
編成 ←難波寄りクハ50501形(Tc)+モハ50001形(M)+モハ550101形(M)+サハ50601形(T)+モハ50201形(M)+クハ50701形(Tc)関西国際空港→
電気方式 直流1500ボルト架空単線式
制御装置 GTO・VVVFインバータ制御 更新車両は、IGBT・VVVFインバータ制御に転装
電動機 東洋電機製(かご形三相誘導電動機(TDK6311-A)、出力180kw、編成出力180kw×12=2,160kw(モーター車(M)に4基搭載)
歯車比 85:14(6.07)
駆動装置 TD平行カルダンたわみ板継手式
台車 SUミンデン式ボルスタレス台車(住友金属製SS-137/SS-037)
ブレーキ方式 回生制動併用全電気指令式車磁直通空気制動
集電装置 下枠交差形パンタグラフをモハ50201形とモハ50001形に各2基づつ搭載
保安装置 変周式(単変周・多変周)地上子ATS
製造メーカー 東急車両製造

編成表

6号車 5号車 4号車 3号車 2号車 1号車
50501F 50501 50001 50101 50601 50201 50701
50502F 50502 50002 50102 50602 50202 50702
50503F 50503 50003 50103 50603 50203 50703
50504F 50504 50004 50104 50604 50204 50704
50505F 50505 50005 50105 50605 50205 50705
50506F 50506 50006 50106 50606 50206 50706

レトロフュチャーをテーマにデザインされたラピート

外観や内装は、建築家若林広幸氏より「レトロフュチャー」をテーマにデザインされました。先頭車の前面は、非貫通とし流線形になり、側面客室窓は航空機をイメージして楕円形になっています。車体色は、担当者が当時WRC(世界ラリー選手権)に参戦していたスバル・インプレッサWRXSTiのメタリックブルー(WRブルーマイカ)をヒントにし、実際に千代田車庫に休車中の21000系に塗装を施し検討重ね決定したそうです。

ラピートのロゴ

ラピートの客用扉や座席

客用扉は、各車両とも1か所で、奇数号車(1号車3号車5号車)は、難波寄り、偶数号車(2号車4号車)は関西空港寄りに配置されています。扉は、プラグドアが採用されています。座席は、基本全席指定で、2クラス仕様で全席禁煙、1号車から4号車は一般客室のレギュラーシートで、2人掛け回転リクライニングシート。5号車6号車は上級クラス仕様のスーパーシートで2+1配置の回転リクライニングシートです。3号車5号車にトイレ、自動販売機などの設備又3号車には、車いすスペースの設置があります。4号車には、CAT荷物室の設置もあります。客室は、丸天井で従来車両より高くなり照明も暖色系の間接照明が採用されています。運用は、空港線の特急「ラピート」専用に運用されています。 「ラピートα」途中停車駅新今宮・天下茶屋・泉佐野・リンクウタウンで、平日は下り4本上り6本の運転。土休日は上り6本の運転「ラピートβ」は途中停車駅新今宮・天下茶屋・堺・岸和田・泉佐野・リンクウタウンで、平日は下り27本上り25本の運転土休日は下り31本上り25本の運転です。

プラグドアの写真
プラグドア
レギュラーシートの写真
レギュラーシート
スーパーシートの写真
スーパーシート
車内設備案内図の写真
車内設備案内図

過去のラッピングラピート

赤ラピート

関西空港開港20年にアニメ「機動戦士ガンダム」のネオ・ジオンの「赤い彗星シャア」をモチーフにした車体全体を赤に塗装された「赤ラピート」

赤ラピートのイラスト

ピーチラピート

関空をハブ空港として運航している航空会社ピーチアビエーションとのコラボで車体塗装をピーチの機体塗装に合わせた「ピーチラピート」(白ラピート)

ピーチラピートのイラスト

スターウォーズ黒ラピート

映画スターウォーズの上映とコラボした「スターウォーズ黒ラピート」

オムロンラピート

企業とのコラボから生まれた「オムロンラピート」

※現在は、全車両オリジナル塗装で、運用されています。